エクスプレッション・カバレッジ
概要
エクスプレッション・カバレッジは論理式を因数分解し、シミュレーション中 にそれらをモニタするデバッグ機能です。エクスプレッション・カバレッジ はステートメント、ブランチ、トグルカバレッジ手法よりも一層詳細な精度での分析を提供します。VerilogやVHDL コードの個々の論理式毎に入力ケースを洗い出し、組み合わせ可能なインプットを分解された入力ケースに指定します。そして論理式の個々の入力ケースがシミュレーションで実行されたかどうかを分析 します。
ある式は全ての入力ケースが実行された際に完全にカバーされたことになります。式がどのように実行されたかは演算子のタイプに依存します。例えば、&& 演算子を使用した式では下記のように二つあるいはそれ以上の変数をもつこと ができます。
c = a && b;
f = a && b && c && d && e;
エクスプレッション・カバレッジ・モード
Riviera-PRO ではエクスプレッション・カバレッジを使用してデザイン全体あるいは特定ブロックの論理式の評価・テストを行うことができます。 それによりデザイン全体や特定ブロックがどれだけ活性化されたか採点し ます。採点方法には二つのモードがあります。シミュレーションの初期化でどちらかのモードを設定します。
各モードの詳細は下記の通りです。
Control モード
このモードは 1 ビット信号に適用します。シミュレーション中に論理式が取り 得る入力ケースが実行されたかどうかをチェックします。エクスプレッション ・カバレッジで Control モードを選択すると、サポートされている演算子を含んだ論理式についての解析を行います。
Vector モード
このモードはベクタを採用した論理式に適用します。マルチビット信号の個々のビットは、コントロールモードの採点方法に従って個別に実行されます。
エクスプレッション・カバレッジレポート
エクスプレッション・カバレッジのレポートは、シミュレーション終了後に、 統計値が処理され、採点結果がカバレッジレポートに保存されます。 個々のシミュレーションから得られたエクスプレッション・カバレッジデー タは一つのレポートにマージすることができ、一連のシミュレーション実行のエクスプレッション・カバレッジ率を容易に確認できます。
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