デザイン管理

現代のエレクトロニクスデザインは、大規模化、複雑化してきています。数百のソースファイル、 ネットリスト、ソフトウェアコンポーネント、カスタム DLL ライブラリなどをシミュレータに組み込ん で検証を行う必要があります。さらに、シミュレーションによって生成されるファイル(波形ファイル、 シミュレーションログファイル、カバレッジやプロファイルファイルなど)も管理しなければなりません。

そのようなエレクトロニクスデザインには、多くの設計者が携わっています。 ソースファイルの管理が非常に重要で、上書きを禁止されているファイルなどもあります。

複雑で大規模なデザインデータのマネージメントは設計者にとって重要な課題となります。 Active-HDL によって、この課題に簡単に対応できます。Active-HDL はプロジェクト ファイルの論理的な整理、コンパイル順序の記憶、リビジョンコントロールシステムのプラグイン、 デザインのアーカイブ化、複数のデザインファイルのマージなどが可能です。

デザイン(.adf) と ワークスペース(.aws)

Active-HDL では、全てのプロジェクトリソースをデザイン(.adf) として管理することができます。 デザイン(.adf) には下記のデータが含まれます。

  • HDL ソースファイル、ネットリスト、C/C++/SystemC ファイル、マクロファイル、波形ファイル、シミュレーションログファイルなど

  • デザインライブラリ

  • コンフィグレーションファイル、デザイン設定

  • デザイン(.adf) ファイル

デザイン(.adf) ファイルをローディングすると、プロジェクトファイルがデザインブラウザ 上に表示されます。コンパイル順序、個々のソースファイルのコンパイル状況、シミュレ ーションオプション、その他の設定などがコンフィギュレーションファイルから読み込まれます。 そのため設計者は、容易にタスクを切り替えたり、他者からデータを受け取った場合でも、 すぐに作業にとりかかることができます。前回の作業を終えた状態を記憶していますので、 デザイン定義ファイルをローディングするとその状態でツールが立ち上がります。

デザイン(.adf)の各種リソースは、バーチャルなフォルダーに格納されます。 下記の図のように、そのフォルダーには、波形ファイル、リストファイル、メイクファイル、 メモリイニシャライズファイル、DLL ライブラリなどが含まれています。

デザインはさらにワークスペース(.aws)にグルーピングすることができます。 ワークスペースは複数のデザインを格納することができます。ワークスペース によって複雑なデザインの整理やチーム設計でのマネージに役立ちます。

リビジョンコントロールシステムとの統合

リビジョンコントロールシステムは複数のファイルのリビジョンを管理します。 多くの設計者によって一つのソースコードに対する作業を行うさいの管理をすることができます。

市場にあるほとんどのリビジョンコントロールシステムとの統合が可能です。 ソースファイルをデザインブラウザから直接リビジョンコントロールシステムに追加することができます。 サーバー上のファイルをチェックしたり、ローカルにコピーされたファイルとサーバー上のファイルの比較ができます。 サポートされているリビジョンコントロールシステムには次のようなものがあります。 Microsoft Visual SourceSafe, ClearCase, MKS Integrity, Perforce, QVCS, Borland StarTeam (formerly StarBase), PVCS, Razor®, Synchronicity DesignSync®

デザイン/ワークスペースのアーカイブ化

デザイン(.adf)やワークスペース(.aws)はZIP 形式でアーカイブ化することができます。 アーカイブウィザードは、プラットフォーム環境と緊密に統合されており、通常の ZIP ファイル 生成ツールではサポートされていない機能を提供しています。ウィザードにはプロジェクトファ イルからソースファイルのリストを読み込んだり、デザインにリンクされていはいるが、カーレント ディレクトリの外部にあるファイルを読み込むことができます。

ソースファイルのマージ

デザイン中の複数のソースファイルは全て一つ、二つ、三つのファイルにマージすることが可能です。 マージされるファイルの数はファイルフォーマット(VHDL、Verilog、EDIF)に依存します。 マージされたファイルは、デザインのコンパイル順序を反映しています。必要であれば、 ブロックダイアグラム、ステートマシンからソースコードを生成することができます。

マージされたファイルは論理合成ツールの入力として使用することができます。 幾つかの論理合成ツールは、複数のファイルを入力とするよりも、一つのファイルを 入力する方が好ましい場合があるためです。


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